ペットを飼っている人の中には「住んでいるマンション、実はダメだけどこっそり飼っている」という人も結構いると思います。
なかなかペット可の物件って探すの大変ですよね。
そこでペット可物件の探し方と選ぶポイントをご紹介いたします。
まず、ペット可の物件とはどのような物件が多いのか、特徴をみていきましょう。
■元からペットと住むことを前提としてつくられた物件
■近隣とトラブルになりにくい一戸建ての物件
■築年数が長く、人気のない物件
以上のような物件がペット可としているところが多いです。
しかし「ペット可物件」と「ペットに対応した物件」とでは正確にはちょっと異なる点があります。
ペット可
「ペット可」は通常の賃貸物件に後からペット可という条件をつけた物件です。
そのため、床や壁などペットと一緒に過ごすことを想定されていない造りになっています。
なかには、共用部分はペットを歩かせてはいけないなどの規定があるところもあり、住んでいる人たちもみんなペットを飼うためにそこに住んでいるというわけでもないので、トラブルが起こりやすいとも言えます。
ペットに対応した物件
「ペットに対応した物件」とは、間取りや設備をペット向けに整えてある物件で、ペットと暮らすことを前提としています。そのため、家賃も高くなりがちです。
その分、ペットが遊べるスペースが設けてあったり、ペット用の足洗い場やドッグランができる公園などが設けてある物件もあります。
もちろん防音設備もしっかりしており、近隣の方もペットと暮らしているという面では同じ状況なので、理解もありペット好きには暮らしやすい環境です。
ペット可・ペットに対応した物件の探し方
条件を見直し、条件は少なくする
ペット可の物件はもともと少ないため、条件が増えるほど見つけにくくなります。
「ペット可」という条件にしただけでも、一気に候補は10分の1位までに減ってしまいます。そのほかの条件はなるべく少なくしてヒットする件数をなるべく減らさないようにしましょう。
条件に対して柔軟に考えることが大切です。
たとえば・・・
■駅から徒歩15分は遠くない!良い運動になる。
駅から徒歩15分となると、遠く感じる方も多く、候補からはじいてしまう方もいるでしょう。
しかし徒歩15分は自転車なら5分圏内で行けます。また、ある居ても良い運動になるくらいのちょうどいい距離だと思えば、候補にいれやすいですよね。
■築年数にこだわらない
築年数が浅い物件でペット可の物件はかなり少なくなります。築年数10年以内ともなるとあまりヒットしないのが現実・・・。
ペット可かどうかが一番の優先条件であれば、築年数にこだわっていてはなかなか見つけられません。
以上のように、ちょっと自分のなかの条件を下げてみるとだいぶ物件を探しやすくなります。
ペットを飼っている人、動物好きにヒアリング
ペット可の物件でも、「大型犬はNG」「1匹まで」「猫のみ」「犬のみ」など細かく条件がある物件は多いです。
同じ動物や種類のペットを飼っている人にどこで探したかなど物件情報を聞きだしてみましょう。公園の近くがいいよ、動物病院があるまちがいいよなどリアルなアドバイスもくれるでしょう。
ペットショップの人やペット可のカフェの人に聞いてみるのもいいと思います。
「ペット」「相談」で検索
ペット可脳の物件を探すときは「ペット可 物件」というように検索する場合が多いかと思いますが、「ペット 相談 物件」で調べてみてはどうでしょう?
よく、ペット可までは踏み出せない大家さんが、条件さえ満たせばペット可にしようとするときに「ペット相談」と表現しています。
物件を選ぶポイント
エレベーターはあるか
階段の昇り降りがキツイのは人間だけではありません。ペットの階段の昇り降りは好ましくなく、犬は腰を痛めてヘルニアになる原因ともなるのです。
エレベーター付きの物件でない場合は、ペットを抱えて昇り降りしないといけません・・・。
意外と床はなんでもOK
床はフローリングがいい、畳はだめ・・・などいろいろ聞きますが、実はなんでもOK!
というのも、フローリングでも畳でも足を滑らせてしまうペットが多いので、床がどんな素材であっても滑り止め付きのマットを敷いてあげたほうがいいからです。
ペットの足腰にも気を使いつつ、床にもキズをつけずに済みます。
壁はコンクリートがおススメ
犬でも猫でも壁を噛んだり、壁で爪を研いだりします。
噛むようのおもちゃや爪研ぎ用のグッズを用意してあげて、壁はキズが付きにくいコンクリートをおすすめします。
トイレを設置できる場所はあるか
防臭シートなどを使っていてもトイレは多少臭いも気になります。
なるべくリビングは避けるなど、どこにトイレを設置できるか確認しましょう。
防音性をチェック
自分のペットが吠える場合も、近隣のペットが吠えた場合も、気にならない程度の防音性が必要です。
壁を叩いてみたり、耳を当ててみたりするのもいいですし、実際に住人に防音性について聞いてみるのもいいでしょう。
近くに公園や散歩コースはあるか
安全な公園や散歩コースがあるかも要チェックです!
散歩も明るい時間にできない人も多いと思います。夜でも散歩できるような、街頭やコンビニなどのお店がある道があるかどうか確認しておきましょう。
また、ペットの肉球が火傷しないようにアスファルトではなく、土や芝生でできた公園や道があるかも一緒に確認しましょう。
近くに動物病院があるか
ペットが病気した時、人間もペットも病院までの移動が大変ですよね。
なるべく近くに動物病院があるほうがベターです。