ペット飼育可の物件であってもペットに関するトラブルはつきもの。
近隣との関係に関わってきたり、法律に関わる場合もあります。
そこで今回はマンションのペット問題についてトラブル事例とそれに対する対処法などをご紹介いたします。
鳴き声などの騒音が気になる
犬や猫の鳴き声や、歩いたり、ソファからドスンと降りる音など、ペットがいると結構気になる音がたくさんあります。
床にカーペットや防音マットを敷いたり、動き回る範囲を決めてしまうのもいいでしょう。
得に犬は外部の人の物音を聞くと吠えてしまう場合もありますので、ゲージは玄関側に置かない、窓際に置かないなど工夫が必要です。
ペット臭が気になる
ペットの気になる臭いの原因は大きく「口臭」「体臭」「便臭」の3つに分けられます。
この3つの原因ごとに対処法を考えましょう。
口臭
ペットは歯磨きなどのケアが難しいため、口内トラブルが起きやすく歯周病などになりやすいです。日本の犬に関しては3歳以上の80%が歯周病または歯周病予備軍になっていると言われています。
このような口内トラブルによる口臭が目立っているのです。
口臭対処法
歯磨きや、デンタルケアができるガムなどによる日々のデンタルケアが必要です。
歯磨きを嫌うペットは多いですが、毎日歯磨きをしないと、48時間で歯垢が歯石に変わってしまい、歯ブラシでは落とせない汚れが溜まってしまうからです。
ペットの健康のためには、なるべく毎日歯磨きをしてあげるのがいいでしょう。
歯ブラシでの歯磨きが難しい場合は、ガーゼに水をつけて歯を磨いたりしましょう。
体臭
体臭がペットの一番の臭いの原因と言われています。人にもそれぞれ体臭があるように、ペットも独特な体臭があります。
人間の場合は耳のなかやワキから汗として体臭が放たれますが、犬の場合は全身から汗がでるので、カラダ全体が体臭に包まれているようになります。
体臭対処法
カラダを優しく拭いてあげましょう。特に排泄後などはキレイに拭いてあげたり、パグなどの顔にしわがたくさんある犬はしわの折り目に殺菌などが溜まりやすいので水で濡らしたガーゼなどで優しく拭くといいです。
ワンちゃんもすっきりです。
また、犬の肛門の左右には肛門線という臭腺があり、分泌物が溜まりやすくなっています。その分泌物が悪臭を醸すので、定期的に搾り出してあげるのも体臭予防にもなります。
入浴できそうなペットはシャンプーで洗ってあげるといいでしょう。しかし洗いすぎると皮膚の脂分まで落としすぎてしまい皮膚病を招く恐れもありますので、月に1~2度の入浴で大丈夫です。
長期的ではありますが、腸内環境を整えるのも体臭予防になります。
タンパク質や脂質の取りすぎは腸内バランスを崩してしまい体臭の原因となります。
なるべく腸への負担が少ない食べ物を与えましょう。
便臭
これはペットに限った問題ではないのですが、どうしてもお部屋の中にトイレを設けるので特に気になる問題ですよね。
腸に未消化物が多く残っていると便がくさくなります。
便臭対処法
未消化物を残さないような食べ物を与えるといいでしょう。
犬に関しては、炭水化物の消化が苦手なので穀類を与えすぎると未消化物を残してしまうことになります。消化にいい食べ物を用意しましょう。
抜け毛によるトラブル
特に毛が抜けやすいペットはブラッシングしていると思うのですが、思っている以上に毛は日々抜けています。
ペット用のベッドを干したら下の階の抜け毛がたくさん落ちているということもあります。
お部屋でコロコロ粘着ローラーで取ってから洗濯したり干したりするようにしましょう。
また、入浴するときの配水管のつまりにも気を付けましょう。便をトイレに流すのも配水管を壊してしまう原因になります。
毛が長い犬などの便にはたくさん毛が混じっていることがあります。
マナー違反
ペット可物件でも、共用部分にゲージを置くのは禁止、ベランダで放し飼い状態にするのは禁止などルールとまではいかなくても守るべきマナーがあります。
どこまで許してどこから禁止とするかは難しい問題になりますが、近隣の住民と互いに理解を深め思いやりのある生活を心がけましょう。
ご近所トラブルを起こさないために・・・
マンションにペットと住むということは、ご近所トラブルがつきものと言っても過言じゃない程です。
せっかくのペットとの楽しい生活、何の問題もなく快適に過ごしたいですよね。
ペットを飼っているみなさんはどのようにしてトラブルを回避しているのでしょうか?
■入居時に必ずすること
自分の部屋の上下左右のお部屋にはご挨拶に伺い、一緒に暮らすペットのことを話しておきましょう。
- 動物の種類
- 何匹飼うか
- 「うるさい場合などご迷惑をおかけした時はすぐに言ってください」とか伝えておく
上記のことを伝えておくと、いきなり大きなトラブルへは発展しないはずです。
ペットのことを伝えると共に、友好関係も築いていけるようにしましょう。