お部屋探しは何と言っても見学・内見が決め手となります。
特にペットと暮らすとなると間取り図や内装の写真だけでは、ペットの住みやすさなどよく分らないところもあります。
そんなペット暮らすお部屋選びに重要な見学・内見の見るべきポイントや準備して持っていくものなどをご紹介いたします!
持っていくもの
メジャー
家具・家電やゲージなどを搬入する際に扉の開きは十分か、通路は十分広さがあるかなどを測ります。柔らかいひものようなメジャーではなく、長さがあってしっかりしたスチール製のものは高さも測れておススメです。
サイズ表
家具・家電のサイズはあらかじめ測っておきましょう。
方位磁石
洗濯物の乾きはどうか、日当たりはどうかなど確認するためには必需品です。
スマホアプリで代用できます。
カメラ
カメラは写真はもちろんムービーも撮れるようにして内見後も見返せるようにしておきましょう。
また、元々あった汚れなども証拠として写真をとっておくようにしましょう。入居前にクリーニングしてくれる場合もあります。
カメラもスマホに搭載されているもので十分です。
間取り図
ウェブで検索した際にでてきた間取り図と相違ないかなど確認するためにプリントアウトして持っていきましょう。
スマホで間取り図を表示しながら内見してもいいですが、気になるところをメモしたり書きこむ事ができるので紙のほうがおススメです。
物件周辺の地図
こちらもスマホで表示しながらでもいいですが、紙のほうが書き込めるのでプリントアウトして持っていくのをおススメします。
見るべきポイント
お部屋の構造
ペットにはプライベート空間が必要です。ペット用のベッドを用意したりゲージをおいたり、ペットだけの空間をつくってあげましょう。
その空間が確保できる構造にお部屋がなっているか見ておかないといけません。
人間の生活動線を想像しながら、どこに作ってあげるかを考えましょう。
犬の場合はリビングに1ヶ所で大丈夫ですが、猫の場合は暖かくで狭い場所、静かな場所、隠れたりできる場所など複数の場所を確保してあげましょう。
床
ほとんどの物件が掃除のしやすさなどからフローリングの床を採用しており、人気もありますが、ペットにとっては滑りやすくて足腰を悪くしやすいものになっています。
また、フローリングの場合はペットの足音も響きやすく下の階の住人に迷惑をかけてしまうことも・・・。
できればカーペットやフロアクッションのお部屋を選びたいところです。しかしフローリングの上にラグなどを敷いて対応することもできるのでそこまで神経質にならなくても大丈夫です。
壁
壁は腰壁がおススメです。腰壁とは腰の高さから始まる壁のことです。腰の高さまでは木の板が貼られておりその上から壁紙になっています。
汚れた部分のみ張りかえることができるので、原状回復時に低コストで済みます。
汚れやすくて張り替えが大変な壁紙や、猫の爪がひっかかりやすいような布の壁紙は避けたほうがいいでしょう。
階数とベランダの状況
犬など散歩が必要なペットの場合は1階のほうが移動も楽なのでおススメです。
また、上の階でもベランダの状況を確認してペットが転落しないように柵があるか
など確認しておきましょう。
日当たり
持ってきた方位磁石で日当たりをチェックしておきましょう。
方位的に問題なくてもマンションの周りにある建物によって日が入らないようなお部屋もあるので、窓から部屋の外を確認することも大事です。
南向きの部屋は日中を通して日当たりがいいのでおススメです。
東向きの部屋は朝日が入りやすく午前中の日当たりがいいです。
西向きは西日といわれる日の光が午後から夕方にかけてさします。
北向きの部屋は直接日は射しにくいものの、夏場は涼しいというメリットもあります。暑さに弱いペットを飼う場合は北向きのお部屋でもいいかもしれません。
風通し
ペットをお留守番させて外出する際も開けたままにできる小さな窓や天窓があって、風通しのいいお部屋だったら安心できます。
ペットは寒さよりも暑さのほうが危険です。冬は閉めきったままでも大丈夫ですが夏はそうにもいきません。暑い夏でも風通しがよく過ごしやすい物件がどうか考えるようにしましょう。
基本的にその部屋で夏を過ごすことを意識して内見したほうがいいです。
不動産会社の担当者に確認すべきこと
見学・内見の時に一緒に確認しておくべきことは「ペット飼育特約」のような、物件ごとに決められたペットを飼育する際のルールや条件」などです。
このような重要で細かい決まりごとは不動産会社の方と一緒に確認しておいた方が分らないことがあってもその場で聞けるので安心です。
また、物件によっては「エレベーターや廊下、エントランスなどの共用部分では必ずペットを抱えるがケージにいれること」「ペットによる部屋の汚れや臭いなどの原状回復費は退去時に賃借人が全て負担する」などのルールがあります。
賃貸借契約解除にも繋がる重要なことですのでしっかりと確認しておきましょう。